― 学生と共に進める琉球大学の実践型DXプロジェクト ―

― 学生と共に進める琉球大学の実践型DXプロジェクト ―
ソフトバンクの産学連携プロジェクトの活動成果を共有する「シナジーミーティング」に、琉球大学 研究共創機構として参加してきました。
発表タイトルは、 「デジタルの力で地域課題に挑む ― 学生参加型DXによる業務改善の実践 ―」。
本発表では、琉球大学が進める、地域団体の実務課題に寄り添ったDX支援と、それを通じた実践型人材育成の取り組みについて紹介しました。
地域団体のリアルな課題から始まるDX支援

本プロジェクトを推進しているのは、琉球大学 研究共創機構 地域連携推進室です。
沖縄県内の中小企業や地域団体を対象に、現場の実情に即したDXの推進に取り組んでいます。
今回は、「子どもの居場所 学生ボランティアセンター」にてDX支援を行いました。
子どもの居場所と学生ボランティアをつなぐ重要な役割を担う一方、業務の多くが紙や手作業に依存しており、職員の負担が大きいという課題がありました。
• 書類の手入力・目視確認が中心
• FAXや電話によるやり取りが多い
• 業務フローが複雑で属人化しやすい
そこでまず、職員への丁寧な業務ヒアリングを実施しました。

(現場ヒアリングの様子)
業務を「見える化」し、改善の糸口を探る
ヒアリング結果をもとに、業務の流れをBPMN(業務フロー図)として整理・可視化しました。
複雑な業務構造を図として整理することで、「どこに課題があるのか」「どこを改善できるのか」を関係者全員で共有できるようになります。
この業務分析を担ったのは、国際地域創造学部の学生です。
学生は、実際の業務を理解しながら課題を整理し、自ら改善案を考え、提案を行いました。

業務課題と改善策について、学生が主体的に発表
今後は全国への展開も視野に
シナジーミーティングの質疑応答では、「このような取り組みを他地域にも展開してほしい」といった期待の声も寄せられました。琉球大学では今後、企業や他大学との連携をさらに深め、沖縄発のDXモデルを全国へ広げていくことも視野に入れています。
デジタルで地域と未来をつなぐ大学へ
琉球大学はこれからも、地方大学ならではの強みを活かし、デジタルの力で地域社会と未来の人材をつなぐ拠点として、持続的な地域貢献に取り組んでいきます。

琉球大学 研究共創機構 特命准教授:大森洋介
琉球大学 国際地域創造学部:大林治夢・興村美海